PERSONA3 Blu-ray Disc BOX

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P3

「劇場版ペルソナ3」影時間
一挙上映&スペシャルトークイベント
オフィシャルレポート
2月22日より発売となった「劇場版ペルソナ3」Blu-ray Disc BOX。発売を記念して、「劇場版ペルソナ3」影時間一挙上映&スペシャルトークイベントが2月22日(水)~23日(木)にかけて実施され、結城理役の石田彰さんをはじめ、岳羽ゆかり役の豊口めぐみさん、第二章・第四章監督の田口智久さん、プロデューサーの足立和紀さんが登壇しました。そのトークイベントの模様をお届けします。
Report

左から、田口・石田・豊口・足立

全四章の一挙上映前に、MCの呼び込みでラインナップしたキャスト陣と制作陣。「劇場版ペルソナ3」の久しぶりのイベント開催ということもあり、客席は大きな拍手に包まれ、登壇者が笑顔を見せるなかトークイベントはスタートしました。
まずは本日のイベントについてのトークに。「劇場版ペルソナ3」のイベントは約7年ぶりの開催となりましたが、「本日はじめて劇場版ペルソナ3をご覧になる方、いらっしゃいますか?」という問いかけに、意外にも客席からは多くの手があがり、石田さんは「ようこそ!P3の世界へ!」と温かく歓迎。また、チケットはなんと3分で即完売。これに対して豊口さんは「すごい!皆さんよく買えましたね!すごいクリックとかしてくださったってことですよね?ありがとうございます!クリック!」と感謝の意を述べました。
ここからは、石田さん演じる結城理のお話に。「現在の石田さんにとって、結城理というキャラクターはどのような存在ですか?」という問いかけに、石田さんは「ゲームの頃から演じていたこともあり、出世してくれて良い子だなぁ…という風に思っています。プレイヤーが操作するキャラというところから始まっているので、ペルソナの名前を叫ぶくらいしかセリフがなかったところから、ドラマCDをやって、段々と結城理というキャラクターの厚みがどんどんと増していって…ようやく仲間と打ち解けはじめたところで、「映画をやるから一番初めの結城理に戻す」という生みの苦しみはあったかなと思います。それでも、ちゃんと映像も作っていただけて、本当に幸せなキャラクターだなと思います。」と熱い想いを語ります。また、「当時石田さんが結城理を演じた際に苦労したことは?」という質問に、石田さんは「結城理は結城理として一本線を通せばいいと思うんですけど、結城理の他にも役(ファルロス役・望月綾時役)をやっていまして…どうやって差別化すればいいんだろうという苦労はありました。(笑)」と明かしました。その流れで、当時のアフレコ収録のお話に。田口監督は「石田さんは兼役ということで、兼役のあとに結城理のアフレコを行うなどして、色々とバランスをとっていらっしゃいました。」と当時の裏話を明かします。豊口さんが石田さんへ「どっちのキャラクターを先にアフレコした方がやりやすいなどありますか?」と問いかけると、「もはやどっちのキャラクターからアフレコした方がやりやすいのかさえもわからない!」と語り、客席は笑いに包まれます。豊口さんは、当時のアフレコの様子について聞かれると「劇場版の前まで、伊織順平(鳥海浩輔)と一緒にアフレコをする機会が少なくて…!唯一、ドラマCDの時に順平と一緒にアフレコをする機会はあったんですけど、そういう時に限ってほぼ絡んでいなくて…(笑)だからこそ、劇場版第1章で一緒に収録できた時は、ツッコミがいがあるなと思いましたね!」と語りました。
続いて「現在の豊口さんにとって、岳羽ゆかりというキャラクターはどのような存在ですか?」という問いかけに、豊口さんは「改めて今回本編を見直して、ゆかりと自分自身が似ているなと思いました!物をはっきり言うところとか(笑)常に私の心の中にゆかりがいるなと感じます。だからこそ、役作りでは特に苦労してことはなかったですね。自分の中の岳羽ゆかりをそのまま出していました。」と岳羽ゆかりへの想いを明かします。唯一当時苦労したこととしては、「劇場版に行き着くまでに、ゲームやドラマCDなどで演じていたこともあり、いつもゆかりを演じているという感覚はあったので、劇場版で物凄い久しぶりという感じはありませんでした。逆に、様々なシチュエーションを演じていたからこそ、劇場版では改めて一から演じなければいかなかったため、少し馴れ馴れしい感じが出てしまったりして、難しかったですね。」と当時の苦労を語りました。
「石田さんは自分の中の結城理をそのまま出す感じでお芝居をしていましたか?」という質問に、石田さんは「自分の中でぴったり結城理に合う部分はないですが、自分的に、人と馴染めなさそうな感じなどは分からないでもないよと正直思っていたりしました(笑)後半に登場する望月綾時は、特にひとかけらも自分と合う部分はないです!(笑)」と語りました。
続いて、アニメーションについてのお話に。「劇場版ペルソナ3は本当に綺麗なアニメーションが魅力の一つだと思いますが、田口監督が務めた第2章と第4章はどのような点にこだわって作られましたか?」という質問に、田口監督は「キャラクターをどういう風に、画面の中に生き生きと定着させるかはこだわっていました。あとは、自分にとっても第2章が初監督作品ということもあり、試行錯誤しながらも、どれくらい画面を作り込めるかというところで、撮影処理にもこだわっていました。本日のイベントをきっかけに改めて本編を見返してみたのですが、約10年前の作品とは思えないほど、当時の自分は頑張って作り込んでいるなという風に見えましたね。」と語ると、会場から田口監督へ大きな拍手が送られました。
全4章通してプロデューサーを務めた足立さんへ「全4章駆け抜けてきた劇場版ペルソナ3、足立さんにとって思い出などありますか?」という問いかけに対し、足立さんは「約10年前から、各章を公開する際に、舞台挨拶で本日のようにファンの皆さんの前でご挨拶させていただいた思い出もたくさんあります!本編では結城理の人間としての成長が感じられるのと同じように、作品づくりや舞台挨拶を通じて、石田彰さんとも少しずつ信頼関係を築いていけるような現場だったなと思いまして(笑)本当に感慨深い気持ちでいっぱいです!」と熱い想いを明かしました。
その後、改めて全4章をご覧になる方々に注目してほしいポイントはどこかというお話に。注目ポイントについて、石田さんは『各章それぞれに登場する話の展開を転がすキャラクターはもちろん、他のキャラクターでも各章の芯になるエピソードを持っているキャラクターに注目して欲しいですね。あとは、全4章通して見ると、「自分の生き死にを含めて、どうだっていい」と思っていた結城理が、様々な経験を通じて「仲間との絆の方が大切だ」と思えるように成長していく様がより皆さんに伝わると思うので、そこにも是非注目して欲しいと思います!』と語ります。続いて豊口さんは「各章に散りばめられているサブキャラクターを見つけることも楽しみの一つだと思います!また、主題歌や劇伴もペルソナ3を見ているなぁと感じられる素晴らしい楽曲ですので、是非注目して欲しいです!ストーリーとしても、一人一人のキャラクターにしっかりと物語があるので、そういった点も楽しんで欲しいですね!」と注目ポイントを語りました。田口監督からの注目ポイントは「各章ごとにスタッフが少し変わっていたりするので、各章の画面づくりの違いというところは、全4章を通してみると、より顕著にわかると思います!是非注目してみてください!」と監督ならではの目線で注目ポイントを語ります。
まだまだ話は尽きないなか、最後に登壇者皆さんからメッセージをいただいて、トークイベントは幕を閉じました。

「劇場版ペルソナ3は、凄い実力のスタッフ・キャストの方々が集まって、長い時間をかけて制作されています。本当に様々な魅力が詰まった作品になっていますので、もし宜しければ、お近くのビデオショップやECショップでBlu-ray Disc BOXもお手に取っていただけますと幸いです!」(足立さん)

「これだけ長く愛される作品の監督ができたことを、とても嬉しく思います。ペルソナ3で監督をできたことが、その後の監督人生にも大きく影響を与えていると思います。この作品がまた10年,20年続いていってくれたらいいなと思っています!」(田口監督)

「一挙上映では、お家では見れないスクリーンの大きさと、大迫力の音量で楽しんでいただければと思います!またペルソナ3の岳羽ゆかりとして皆さんにお会いできることを願っています!」(豊口さん)

「まだ寒い日々が続いていますけれども、先日梅が咲いているのを見かけました。ということはもうしばらくして、もう少し暖かくなったら、桜も咲き始めるのだろうなと思っています。今日こうして4本まとめて見るという体験をして、ペルソナ3についての想いを新たにしていただき、もう少しして桜が咲き始めた頃、その桜を見て今日のことを思い出していただけたらなと思います。本日は遅い時間にもかかわらず、たくさんの皆様にお集まりいただき、ありがとうございました!このあとの一挙上映もお楽しみください!」(石田さん)

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